7月22日から、後半戦がスタートしたドラゴンズ。リーグ最下位の借金17と、依然と苦しい状況が続いています。
そこで今回は、上位浮上には欠かせない「この夏を熱くする投打のキーマン」をドラゴンズOBの平田良介さんが徹底解説します。
――ドラゴンズは依然と苦しい状況が続いていますが、平田さんは後半戦がスタートしたドラゴンズの現状をどのように見ていますか。
平田良介さん:
「できればスタートダッシュを決めたかったのですが、まだまだこれからなので巻き返してくると思います」
――そんな最下位からの巻き返しに期待がかかるなかで、今回は平田さんにこの夏を熱くする投打のキーマンが2人いるんですよね。
●ピッチャー 高橋宏斗選手(※高ははしごだか)
――まずは、高橋選手です。選んだ理由を教えてください。
平田さん:
「ここまで勝ちには恵まれませんでしたが、自分の投球スタイルを貫いてきているので、これが後半戦で芽吹いてくれるのではないかと思います」
――巻き返しには高橋投手の活躍が不可欠とのことで、平田さんから高橋選手への提言があるそうですね。
高橋選手への提言【ストレートを散らばせろ】
平田さん:
「高橋投手の武器は威力のあるストレートと落ちるスプリットですよね。このストレートを高めに散らばせることでスプリットもいきてくると思います」
――メジャーリーグでは高めのストレートを投げようという動きもあったと思いますが、基本的には低めに投げるものではないのでしょうか。
平田さん:
「基本的には低めに投げるものですが、高橋投手の場合は、おそらく真ん中付近や低めを目付けしていると思います。そうなると、スプリットもバットに当てやすくなってしまいます。そこで、高めのストレートを使うことによって、低めのスプリットも生きてくると思います」
――そのほかの変化球にもより良い効果が生まれるのですね。
平田さん:
「高めのストレートも使っていったほうが良いのではないかと思います」
●バッター 石川昂弥選手
平田さん:
「夏で暑くなると体力の消耗を避けるために、投手も遊び球、ボールを減らしてどんどんストライクをとってくると思います。甘い球も増えてくると思うので、そこをしっかりとらえていってほしいです」
石川選手への提言【自分のスイングを崩すな】
平田さん:
「遊び球がなくなってストライクを投げてくるようになるので、その中で高めに浮いた変化球やストレートに対して、しっかりと自分のスイングをして捉えていってほしいです」
【石川昂弥選手 今季のストレートの打率成績】
3~6月→打率.183 1HR
7月→打率.483 3HR
――7月の月間打率は.375、5HR。7月はストレートへの対応がものすごく良くなっているのですね。
平田さん:
「ストレートに悩まされてきた中で、これだけストレートの打率が良くなっているのは、バッティングの調子が良いということだと思います」
ストレートへの対応について、石川選手にも話を聞きました。
石川選手:
「上と下が合ってきたと思います」
平田さん:
「下半身から動き出して、上半身につながってバットが動いてくる。体の動きが良いんだと思います。まず、下半身の右ひざあたりから動き始めて、そこから上半身が動いてバットが出てきます」
平田さん:
「これを『捻転』といって、ねじる力が生まれます。ねじる力が、下半身の力を使えていることにもなり、結果的に飛距離につながります。下半身を動かすことを意識するのがすごく良いと思います」
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